千代田区立番町小学校同窓会

会長挨拶

会長

会長 岩瀨裕全

会長就任挨拶

平成24年度、同窓会長に選任頂きました昭和36年度卒業の岩瀬裕全です。よろしくお願い致します。

<今期の方針>

同窓会が、会員同士と学校、生徒、保護者や地元との親睦を中心に活動することについては従来と何ら変わりませんが、今期、下記の重点課題を掲げることに致しました。
1)会員が同窓会名簿を柔軟に活用できるような新運用ルールを作る
2)学年幹事と理事の役割重複を減らし、学年幹事の負担を軽減する
3)番町小学校が「末永く存続する為」に必要な基盤の強化と地道な活動を行う

<同窓会名簿の大きな課題/番町特有の難しさ>

番町の名簿の整備の難しさは、一般の想像をはるかに超えています。まず、母集団の規模がケタ違いで、明治4年以降の卒業生は2万を超えています。しかし、40年前、100周年の創立記念事業実行委員会と同窓会が卒業生名簿の作成をした後、千代田区の実施した『公共施設適正配置構想』など様々な要因で組織だった名簿整備を行えなかった経緯がありました。その弊害は大きく、同窓会が平成5年に新装再出発してから整備している現在の名簿にも、本人の卒業時の住所か、それも不明となって名前だけが並んでいる学年が多数あります。それでも、140年分の同窓生のお名前を正確に把握するには労力を要しました。
以上のような背景には、番町が一般の小学校のように同窓生自身や実家の大半が地元ではないため、卒業後の現状追跡が極めて難しい、と言う事情があるものと思います。

<名簿の現状>

創立120周年の際、名簿を担当した現副会長の井上さん(25年度)が、紙ベースであった100周年時の名簿とその後の20年の卒業生名簿を全てデータ化しました。それを元に事務局が、41年度の中村さんを中心に20年間努力を続けた結果、昭和元年から現在まで7,200名強の連絡先を確認していますが、前述のように卒業時の住所のままという同窓生も多くいます。また、年次やクラスによってその把握状況にも大きな濃淡があります。名簿の修正は学年幹事を通じて行っていますが、昭和13年度までの学年では、幹事が亡くなったり高齢で同期会を開かなくなったりで学年幹事がいないところもあります。それ以降では、幹事が不明あるいはお名前が判っていても同窓会と接触がないという学年が25前後あります。また、今年、卒業30周年を記念して同期会を行った56年度のように、卒業後にクラス会・同期会を開いていない学年も多くあるようです。
残念ながら近頃は、社会全般で母校、同窓会といったものへの帰属意識が薄いようです。また、番町の卒業生にしても全員が番町好きとも限りません。私は再生同窓会立上当時、上級生や下級生の100人以上に電話を掛けましたが、自分は番町とは関係無い、関係を持ちたくない、何で私の承諾なしに名簿に載せた等、怒る方も少数ですがいらっしゃいました。中には、クラス名簿に載っていても、電話口で私は卒業生ではない、と力まれる方もいらっしゃいました。

<メリットは大きいはず>

私の同期には、各方面で活躍している方々が沢山いらっしゃいます。世間的な毀誉褒貶は関係なしに、魅力的な方が大勢います。その多くが、名簿を整備した結果集まるようになりました。しかし、私の期だけが特別な筈はありません。番町の場合、同窓会のメリットが引き出せれば、横にも縦にもその効果は無限です。先輩・後輩とも人材の宝庫です。参加のメリットが増えれば、自然に名簿の空白が埋まる機会が増え、名簿が増えれば益々メリットが増すものと思います。

<名簿情報のセキュリティー>

同窓会が名簿の整備を始めた頃、個人情報保護法が制定されましたが、番町の名簿のセキュリティーは他に類を見ないほど厳重です。情報漏洩等の不祥事は、一切ありません。会長であっても、名簿にアクセスすることは出来ません。一方、何で自由に教えてくれないのか、とのクレームがあるのも事実です。また、地震火災等を考えると、情報の分散保管等も考える必要があります。
名簿のセキュリティーを堅持し、且つ、会員同士の利便性を高め、更新情報の求心性を高めると言う相矛盾する複数の目的を同時に満足させる連立方程式を解くのは至難の業ですが、何とか現状にあった解決を模索したいと思います。

<会則の変更と番町の末永い存続?>

現在の会則は歴史的経緯を反映したものですが、学年幹事と理事の重複が多いことについては批判が多く、見直しをしたいと思います。また会員の皆さんの中には、何故ことさら改めて「番町の存続」が重点課題になるのかと不思議に思う方が少なくないのではないでしょうか。これらの点についてはとても大事なことなので、皆さんに十分ご説明したいと思いますが、今回は紙面の制約で出来ません。別の機会に是非お話させて頂きたいと思います。

黒川元会長が幅広い年次ギャップの調整に心を砕かれ、新井前会長が地域との融和を推進されたのと異なり、私はただ偶然自宅が近く、番町への強い思い入れのみで会長に選任されました。微力ですが、同窓会の基盤強化に最善を尽くしたいと思います。名簿、会則に拘わらず、ご意見のある方、何かやってみたいと思われる方は、大歓迎です。是非、議論や活動に参加して下さい。今後、皆様のご意見を最大限吸収して、役員全員としっかり歩きながら考えて行きたいと思います。

(2012年10月)

「番町小学校の存続問題」について

<番町小学校の末永い存続?>

会員の皆さんの中には、何故ことさら改めて「番町小学校の存続」が同窓会の重点課題になるのか、不思議に思う方がいらっしゃるかもしれません。有名校だから…児童数も少なくないのだから…等、漠然と、これからも末永く続くとお考えではないでしょうか。現に平成23年12月4日、皇太子殿下のご臨席を賜り、番町小学校で創立140周年の記念祝典が賑々しく挙行されました。とても無くなりそうな学校とは思えない、とお感じになるのはもっともです。一方、同窓会執行部がそう楽観視出来ないと考えていることにも理由があります。このギャップについて、より多くの会員の皆さんに少しでも的確な認識を持って頂くことが、私の大事な役どころの一つと考えています。

<気が付かなかった番町小学校の危うさ>

華々しい番町像を離れ、客観的に見ると、実は番町小学校は極めて存続条件の厳しい学校です。私自身番町小学校を卒業し、息子や娘たちが番町小学校に通っている間、愛児会や愛育会の役員を経験したにもかかわらず、この事実には全く気付きませんでした。はからずもそれを思い知らされたのは、平成3年に千代田区が発表した「公共施設適正配置」、いわゆる「公適配」で区内の小中学校が統廃合の対象とされた時です。

1)行政上の鬼っ子?

一般に、公立小学校は地元で色が決まります。親も子も同窓生も大半が地元で育ち、大半が顔見知りです。番町も形式上は地元の小学校ですが、戦前も戦後も、生徒の3分の2以上が実質的には区域外通学だと言われています。さらに、その地元の半分も官舎です。ある意味、番町小学校の高い教育水準は区域外や官舎が支えているのですが、反面、この事実は公立なのに地域性が極めて希薄で、歴史と伝統以外に学校のカラーが出し難い宿命にあることを物語っています。これを行政側から見れば、住民でもない区域外生徒は財政的にはお荷物です。行政が区立校の建前を前面に出せば、番町の生徒数は簡単に削減可能なのです。その上近年の事業仕分けの結果、麹町地区の官舎が激減したことには注意が必要です。

2)立地の良さが裏目?

番町小学校は千代田区の西の端にあります。人口減に起因する小学校の統配合には、居住人口の中心にある麹町小学校か九段小学校の方が有利です。さらに、番町小学校は交通至便です。経済的価値は高いのです。バブル真っ盛りの時代に実施された「公適配」は、その表向きの理由とは別に、区内のまとまった公用地の捻出が隠れた目的だったとの憶測が当時根強く囁かれていました。

3)忍び寄る影

近年、なぜか番町小学校については区域外通学児童の数が急速に絞られつつあり、従来1学年2~3クラスで推移していた児童数が減少の一途で、現在の1年生は1クラスまで減ってしまっています。前述のような懸念やうわさの真偽はともかく、番町が必ずしも安泰ではない背景の一端をご理解頂けるでしょうか。

私は、20年前の「公適配」の騒ぎの中、番町の同窓生がいざとなると大変な底力を発揮する様を目の当たりにすると同時に、沢山の素晴らしい先輩や後輩の方々と出会い、多くのことを学びました。この様な貴重な場を確実に後輩たちに伝えられるよう、若い世代が社会に出て同窓会の必要性に目覚めた時に同窓会がなくなっていたりしないよう、後輩のいない後輩が出ないよう、世の中の変化に応じ、名簿や会則についても皆さんの意見を取り入れ、20年目の見直しを行ないます。ご意見のある方、参加してみたいと思われる方は、是非、役員会にご一報下さい。

(2014年2月)

ご報告

平成27年4月29日、理事・学年幹事合同会議が開催され、平成26年度事業報告及び収支決算報告が承認されるとともに、平成27年度事業計画と予算が採択されました。以上に加え、今年度は特記事項があるのでご報告致します。
  • 創立140周年復活の勢いを途絶えさせないことが重要と判断し、平成28年12月の創立145周年を目指して準備を始めることを決定しました。
  • 日常の業務執行を担う理事会の機動性を確保するため、理事会招集人数を大幅に下げて、運営することとしました。これは、会則第9条にある理事会への理事全員の参加を改め、現在80名を超える理事会参加者を会長、副会長、事務局ほか20名程度に限定するものです。この案に伴い、当日の出席者の中から三浦清氏(昭和14年度)、井上一規氏(昭和39年度)、柳沢徳久氏(昭和51年度)の3名を、理事会参加理事に選任しました。
  • 事務局・経理のお二人が3月末に辞任されたことを受け、新経理2名を選任するとともに、会計監査の欠員1名を選任しました。しかしながらその後、その3名が就任辞退されたため、5月24日、会長・副会長で緊急会合を開き、新たな経理候補が見つかるまで、副会長の津田真知子氏(昭和46年度)、市原俊一氏(昭和49年度)が兼任することとしました。また会計監査には、現在事務局・庶務の前川和弘氏(昭和28年度)を充てて兼任することとしました。
  • 事務局・庶務を補充するため、遠藤努氏(昭和58年度)を選任しました。

(2015年9月)

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